自治体や大学等に対する爆破予告への対抗策
予告を受け取らない仕組みづくり
2021年5月28日
著者: 竹洞 陽一郎
今年もまた大学などに対する一斉爆破予告が行われました。
愉快犯であるのはほぼ確実です。
僅かでも、本当に爆弾が仕掛けられる可能性があれば、休講やキャンパスへの立ち入りを禁止せざるを得ないでしょう。
昨年、自治体での爆破予告に対抗した経験を基にして、自治体や大学が、「爆破予告を受け取らない」仕組みづくりについて解説します。
基本は「爆破予告を受け取らない」ようにする
「身元がバレないようにして、いたずらしたい」
爆破を予告してくる犯人は、基本的には愉快犯です。
何故なら、予告は、問い合わせフォームを利用し、その書き込み元は、大抵がTor(The Onion Router、IPアドレスが判明しないように接続経路を匿名化する)経由だからです。
本当に怖いのは、身元がバレても構わないと思っている、本当に実行するつもりの犯人です。
「それならば、メールで爆破予告をしてもいいのではないか?」と思われるかもしれません。
身元がバレないようにメールで爆破予告を送る場合、足が付かないような海外のメールサービスを使います。
しかし、そのようなメールサービスのドメインは、スパムメールの温床となっており、ドメインやIPアドレスのレピュテーション(評価、評判)が低く、迷惑メールフォルダに入る可能性が高いです。
愉快犯としては、身元がバレないようにしつつ、「確実に爆破予告が届き、それによって確実にあたふたして欲しい」わけですから、自治体や大学などの問い合わせフォームを利用するのです。
このようないたずらは、そもそも付き合わずに済むようにするのが、最も効果的です。
つまり、爆破予告を受け取らずに済むようにすればいいのです。