プロジェクト進行手順
パレートの法則に従い、重要な遅延要因20%を探し出す
調査、分析、改善案策定、実装、確認を繰り返して、プロジェクトを進めます。
病気の治療と同じで、全ては、調査から始まります。
ですから、治療と同じで、改善の経過を見ながら、手を打っていきます。
お問い合わせから完了までの各フェーズ
1. 事前ヒアリング
お問合せフォームからご連絡頂きましたら、メールのやり取りで、以下の内容について、お伺いいたします。
- 対象Webサイト
- 高速化されたいWebサイトのURLを教えて頂きたいです。
- デスクトップとモバイルのアクセス数の比率
- PCからのアクセスと、スマートフォンからのアクセスの比率を事前に教えて頂きたいです。
- 典型動線
- 典型的なページ遷移の動線を教えて頂きたいです。
- 大まかなシステム構成
- 使用しているOS、CMSや開発言語、データベース、サービスなど、ざっくりとで分かる範囲で結構なので教えて頂きたいです。
2. 初回訪問
初回訪問では、弊社の紹介や、サービスの紹介をした後、御社のWebサイトを一週間計測し、そのデータを基に、具体的にどのように何を改善していくかを説明します。
弊社のサービスにご納得頂けたら、契約締結に向けての事務手続きに入ります。
3. NDA(秘密保守契約書)の締結
見積書を作成する上で、様々な情報を頂く必要があります。
そこで、御社と弊社との間で、NDA(秘密保守契約書)を取り交わします。
弊社フォーマットでも、御社フォーマットでも、どちらでも結構です。
リーガルレビューのプロセスを経て、互いに合意が出来たフォーマットで締結いたします。
4. 計測計画の策定
ヒアリングの内容を元に、高速化する対象ページ、計測の計画を協議して決定いたします。
大抵の場合は、単ページより、典型動線に基づいた複数のページが対象になることが多いです。
複数のページ遷移が発生する計測をトランザクション計測と言います。
トランザクション計測は、Seleniumをベースとしたスクリプトを使って、計測スクリプトを作成します。
計測スクリプトを実際に作成して、この段階で走らせることで、計測ができるかどうかの実行可能性を確認します。
- システム構成図
- ネットワーク構成図
- ソフトウェア構成図
- 御社内開発・運用体制図
- 新規訪問者と再訪問者の割合
- 1日あたりのページビュー数
- 直帰率
- コンバージョン率
- 流入導線
- 典型ページ動線(遷移)
5. お見積
プロジェクト期間は、基本的に4か月です。
計測の実行可能性確認の結果に基づき、計測動線を確定して、計測料金を見積もります。
6. ご契約
プロジェクトの契約内容について、双方合意に至りましたら、ご契約となります。
- 基本契約書
- 個別契約書
この二つの契約書を取り交わしさせて頂きます。
Webパフォーマンスチューニングサービスは、個別契約書にて、準委任契約として取り交わします。
弊社は、契約内容に対して、専門家としての善管注意義務を負う事になります。
リーガルレビューを経て、条件など双方合意に至りましたら、プロジェクトの開始となります。
7. Kickoffミーティング
プロジェクトのKickoffミーティングを開催します。
プロジェクトを進めていく上で必要なbacklogやCatchpointといった各種ツールのアカウント発行を行います。
8. 計測開始
Webサイトの計測を開始します。
分析に必要なデータセットの大きさを確保するため、一週間ほどお時間を頂いてから、分析へと移ります。
計測データは、お客様にもご自由に閲覧できるように、計測サービスのCatchpointのアカウントを発行いたします。
アカウント数には特には制限はございません。
また、Webパフォーマンスの日次レポートも毎日、皆様にメールでお送りいたします。
併せて、御社の計測データを用いたCatchpointでのWebパフォーマンスデータの見方や、Catchpointの使い方についての解説動画を作成してご提供します。
9. 初見診断報告
一週間の計測データを基に、初見診断結果を報告いたします。
今後の改善対象の主だった項目について報告いたします。
更に詳細調査が必要な箇所などについて、打ち合わせします。
10. データの分析
取得した計測データを統計分析して、問題を明確にします。
11. 問題の列挙と改善案の提示
データの分析に基づいて、日次パターン、週次パターンを明らかにし、表示速度の遅延原因を特定して、改善案をご提示します。
現在は、backlogを使って、プロジェクト期間中、日々、問題をチケットとして挙げて、お客様と共有してトラッキングして、改善していきます。
12. 改善案の適用
改善案を実際のWebシステムに適用し、その改善効果を計測で確認します。
プロジェクト期間中は、この改善→計測確認→分析→改善のサイクルを繰り返します。
13. 定例ミーティング
プロジェクト期間中は、週1回のオンライン定例ミーティングを開催して、進捗状況を確認して、改善効果をレビューします。
特にオンライン会議システムに御社ご指定がなければ、Zoomを使って開催しております。
14. プロジェクト報告書
プロジェクトが終了したら、改善前・改善後の効果などについて、摘要した改善項目と共にプロジェクト報告書を提出いたします。
そして、最終レビューミーティングを開催して、報告書の内容を発表いたします。